いつの時代も人気の職業

雑誌などでもよく「子供がなりたい職業ランキング」が発表されることがあります。子供たちが将来どんな仕事に就きたいかを調査したもので、2013年には次のような結果が出ています。

<2013年 子供のなりたい職業ランキング>

(男子)
1位 サッカー選手
2位 警察官・刑事
3位 学者、博士
4位 野球選手
5位 テレビのキャラクター

(女子)
1位 食べ物屋さん
2位 看護師
3位 保育園・幼稚園の先生
4位 お医者さん
5位 お花屋さん

(出典:第一生命保険の調査による)

やはり男子にはスポーツ選手や警察官といったいかにも「男らしい」職業が人気のようです。また、女子の方では食べ物屋さん、看護師といった「女の子らしい」仕事が並んでいます。また、これよりも少し以前の調査ではこんな結果となっています。

<2004年 小学生がなりたい職業ランキング>

(男子)
1位 野球選手
2位 サッカー選手
3位 医師
4位 研究者・大学教員
4位 大工

(女子)
1位 保育士・幼稚園の先生
2位 看護師
2位 漫画家、イラストレーター
4位 芸能人
5位 ケーキ屋、パティシエ

(出典:ベネッセ 第1回子ども生活実態基本調査による)

多少の違いはあるもののこの調査でも女子には保育士・幼稚園の先生と並び、看護師の人気は高いままです。この時の中学生の回答でも看護師は二位、高校生で三位という位置にランクインしています。さらにもっと以前の調査でも女子に人気のある職業に看護師(看護婦)は必ず上位に入ってきています。このように、看護師という職業はいつの時代も人気のある職業ことが分かります。

【看護師になりたい理由は?】

女の子が看護師になりたい理由はいろいろあると思いますが、一言でいえばやはりそれが「女性らしい職業」だからでしょう。
男の子がスポーツ選手や警察官などの職業を選んでいるのと同じで、女の子から見て優しく頼りになるお母さんのようなイメージの看護師はあこがれの存在だと思います。もし、自分が何かの病気で入院した経験のある子なら担当の看護師さんに優しく対応されて尊敬したとか、白衣の姿にあこがれたという理由もメジャーです。やはり看護師は誰にでも優しく振る舞う姿やてきぱきと働く姿から女性らしい特性を活かした職業として子供たちからも認められているようです。

実際に、母親が看護師をしている子供がまた看護師を目指す、といったことも少なくないようです。自分の母親が看護師として働く姿を見て、自分もああやって人のためになりたいと思ったという話しもよく聞かれます。例えば、知り合いの看護師さんには二人の娘さんがみえますが、妹さんの方は母親と同じように人の役に立ちたいと看護師を目指しています。しかし、お姉さんのほうは看護師にはあまりなりたくないと言っています。それは、自分が小さいときに母親が夜中でもいないことがあり、一人で寂しい思いをしたり、母親の代わりに妹の面倒をみなくてはならなかった経験があるからだそうです。やはり、看護師の仕事をどうとらえているかが看護師を目指す理由にもつながるようです。

また、看護学校へ進学する高校生の場合にはもっと現実的に「安定した職業だから」「収入がいいから」「人の役に立てる仕事だから」などの理由が挙げられるようです。特に最近は景気があまりよくないこともあり、公務員などの「安定した」職業が好まれる傾向もあります。